「平和をつくる者は幸いです。その人たちは
神の子どもと呼ばれるからです。」
聖書 マタイの福音書5章9節
今、皆さんは、修了証書を受け取りました。
この瞬間から「東原幼稚園の卒園生」となります。
今朝、目覚めたとき、「今日は、せめて曇りで
あればいいな」と願いましたが、窓を開けると
一面、雪の世界でした。でもそのとき、
ふと思いました。皆さんは、コロナウイルスが
猛威を振るうような困難な中でも、逆境を乗り越え、
新たなものを生み出し、切り開いていく力を、
この1年間で身に着けていったことを。
今日の卒園式はそのことを象徴しているなと
感じました。
今年度は、夏に東京オリンピックが開催された
ということもあり、皆さんも世界の国々への関心が
深まり、自分で国旗を調べて書いてきたり、
その国の首都や食べ物等を調べて、
帰りの会で発表をしたりしました。
1年間を通じてどの活動も、自分たちで、
遊びや活動を創造し、工夫し、お互いに
高め合う姿が見られました。秋の千歳山登山、
そして24人で創り上げたクリスマスの降誕劇。
お家の方も私たち職員も感動で涙が溢れました。
みなさんは、この1年間ずっと、「すてきな」、
そして
「あこがれ」のお兄さん、お姉さんでありました。
さて、卒園するにあたり、
「君たちはできる」3つのことをお伝えしたいと
思います。
1番目;君たちはできる「神様と人を愛することを」
みなさんは、毎週の礼拝の時に
聖書を学んできました。聖書が言っていることは、
たった二つのことだけです。
一つは「神を愛すること」、
もう一つは、「人を愛すること」です。
イエス様は私たちのために、命をかけて
愛してくださいました。だからこそ、私たちも
神様を愛することができます。そして、神様から
愛を受けて、人を愛することができます。
愛するとは、「大事にする」ということです。
これからも、神様を大事にすること、そして
自分自身、家族、友達、周りの人を
大事にしてほしいと思います。
2番目;君たちはできる「世界を豊かにすることを」
神様はこの世界を豊かにしていくために、
私たち一人ひとりに大切な役割や仕事を
与えています。家族を支える家事の仕事、
会社や銀行の仕事、花屋さん、お菓子屋さん、
電気屋さん、山形県はお米や果物が有名なので、
それらを作る農家も大切な仕事です。
また、安全を守るお巡りさん、
人を育てる学校の先生、この中から
東原幼稚園の先生になる人も出てくるでしょう。
教会の牧師、宣教師になる人もいるでしょう。
人のいのちを守るお医者さん、看護師、薬屋さん、
そしてみんなが住みやすい町をつくる政治家。
山形市長や県知事、日本の首相になる方も
出てくるでしょう。また、国際連合の職員となり、
平和で豊かな世界にしていく役割を担う人も
出るでしょう。
みなさん一人ひとりに神様から与えられた
役割や仕事があります。これからも自分らしく
生き、自分らしい花を咲かせ、
世界を豊かにしていってほしいと思います。
3番目;君たちはできる「平和をつくる者になることを」
今、世界中でたいへん困っている人、
助けを必要としている人、慰めを必要としている人が
たくさんいます。 先ほど歌った園歌の3番
「おむねのバッチはしろいはと せかいのこどもと
手をつなぎ へいわなせかいをつくるのが
わたくしたちのつとめなの
わたくしたちは ひがしはらようちえん」
とあります。
聖書には、「平和をつくる者は幸いです。
その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。
(マタイ5章9節)」とあります。
イエス様の子どもとして、自分ができることを考え、
世界中の人たちと共に手をつなぎ、
平和な世界を創り続けていってほしい思います。
東原幼稚園でイエス様と出会った皆さんならば、
必ず「平和をつくる者」になることができます。
君たちはできる「平和をつくる者になることを」。
みなさんは、今日、幼稚園を卒園しますが、
これからは、日曜日に、教会学校に来てください。
そして幼稚園に遊びに来てください。
保護者の皆様にお願いですが、
教会への送り迎えのご協力をお願いいたします。
東原幼稚園の先生は、いつも、いつまでも
みなさんを応援しています!!
本日は、卒園、おめでとうございます。